生体肝移植、患者7人中4人死亡…神戸の新病院

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生体肝移植、患者7人中4人死亡…神戸の新病院 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

*記事要約

神戸市が進める「医療産業都市構想」の一環として昨年11月に設立され、生体肝移植を行っている「神戸国際フロンティアメディカルセンター」で、3月末までに移植手術を受けた国内外の患者7人のうち4人が手術後1か月以内に死亡したことが分かった。

肝臓移植医らでつくる日本肝移植研究会(会長=上本伸二・京大教授)が診断に問題がないか調査を始めた。移植医療の専門家から「非常に高い死亡率。手術を止めて検証すべきだ」との声が上がっている。

 

*疑問

どうして安全性が不確かなまま手術を行ってしまったのか?

患者に手術の内容をしっかり説明したのか?

*考え・主張

治療や手術を受けあたって患者には様々な権利がある。その中でも「十分な説明を受ける権利」というものがあるが、今回の件で果たして医者が患者に十分な説明をしたかが疑問に思われる。

なぜ研究の途中であり、技術の成功の裏付けがないまま手術を決行したのかが謎である。

患者側は自分たちの権利をしっかり心得て治療を受けるか受けないかは自己責任で決定し、医者側は患者に十分な説明をしたうえで判断を任せるべきである。